(コラム)UR都市機構の賃貸住宅について

2024年03月11日

 

弊社では不動産仲介の一環としてUR賃貸住宅(独立行政法人都市再生機構・旧日本住宅公団)の物件も取り扱っております。主な営業エリアは横浜市南部(南区、磯子区、金沢区、戸塚区、栄区)、藤沢市ですが、ここ最近このエリアの空室が非常に少なくなっております。普段なら5~7件程度は空室がある築後40~55年経過した団地もここ最近は募集住戸が0件となっている物件も珍しくなく非常に驚いております。

 

40~55年を経過したUR賃貸住宅の物件は、共用部分に老朽化が見られますし、間取りや水回りも団地物件特有の古さみないたものが感じられます。また物件によりましては交通アクセスが悪い(バスは充実しているケースが多い)こともあり、弊社のお客様でもこちらから紹介しない限りUR賃貸住宅をご希望するケースはあまりありませんでした。一方、UR賃貸住宅の多くはRC造(鉄筋コンクリート造)のため建物の強度は比較的高く、広い敷地に豊かな緑に囲まれた物件も多く住環境はかなり良いと思います。また管理体制は整っており、借りるための条件がオープン(都市再生機構のウェブサイトに募集条件が掲載されております。募集条件をクリアしていれば原則として誰でも借りられます)になっていることから若い世代から高齢者まで借りやすいのもの特徴です。

 

2024年1~3月の民間の募集賃料の相場(東京23区・神奈川県川崎市・横浜市)は2021年と比較し平均で6.8~7.2%程度上昇しております。そのため、予算内で借りられる民間の物件(日当たり・風通しが悪い。極端に狭い。木造なので騒音が心配といった物件)よりも、築年数はかなり経過していても住環境や管理体制のしっかりしたUR賃貸住宅を選ぶ人たちが増えているんでしょうね。

 

マミーハウジング 代表 竹田

 

 

 

 

 

団地1